1974年生まれ・47歳、男性、会社員。滋賀県在住。
10代の頃より強迫性障害(主に頭の中だけの強迫観念。一部に確認強迫行為もあり)に大変悩まされ、苦しめられて、20代の時に三聖病院に2回入院し、修養生生活を送る。
しかし、論理や理屈、森田理論を自分に当てはめて考える悪癖が抜けきらず、20代・30代半ばまでは、森田療法・森田理論を深く理解できたと自負していた、自他ともに認める理論派でした。
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それが仇となって、2回の三聖病院への入院経験を経ても、一進一退の時期が長く続き、なかなか全治するには至りませんでした。
強迫性障害で一番しんどい時には、仕事はおろか、外出することさえあまり出来ずに、半引きこもり状態になっていた時期がありました。
転機となったのは、38歳の頃、「森田療法はあるがままの療法の筈なのに、自分は森田療法で(森田療法・森田理論を使うことによって)自分の症状を自分で治そうとしてしまっていたんだ!」ということに気づき、それ以降は「不問の森田療法」を正しく実行する日常生活を送るようになる。そして、長年飲み続けていたデパス(抗不安薬)の完全断薬にも成功しました。
宇佐先生の森田療法で物凄くありがたい福音だなと涙が出るくらいに救われたのは、
■自分の症状(私で言えば強迫症状)を自分で解決する(治す)必要がない。
■自分に課題なし。心に課題なし。心に責任なし。
(※責任というのは、常に自分の言動にだけかかってくる。心の状態に責任はない。)
■自分の心中や、自分の症状については、考える必要すらない。/観察・把握する必要すらない。
という点です。
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